歴史と自然巡りの旅 飛騨こくふ

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広瀬城跡

名張字上城山・字城ケ洞、瓜巣字井ノ口にまたがる標高620mの戦国期の山城 (山を切り盛りして築かれた当時最大の土木施設)。市内では、高山城、松倉城に次ぐ大きな規模をもっています。築城年代は定かでありませんが、天文の頃 広瀬左近将監利治が広瀬の山崎城から瓜巣の高堂城を築いて移ったが、さらに広瀬城を築いたといわれています。家臣田中筑前守がこれを守った為、別名田中城とも呼ばれています。
現在残されている遺構で特徴的なものは、西側の大きな堀切と畝状の空堀群です。 とても400年以上前のものとは思えないほど、くっきりと今も形をとどめています。残存状況が良好で、地元有志(名和会)による草刈り等手入れが行き届いており、山城歩きが満喫できる、おすすめの山城のひとつです。

岐阜県指定重要文化財(昭和45年8月11日指定)

山城縄張り図ダウンロード

住所
高山市国府町名張・瓜巣
備考
■アクセス
この城の登り口は、県道沿いのバス停名張から浄覚寺前の道を上がります。住宅が途切れたところに、岐阜県文化財保護センター(所在地:高山市国府町名張字峠1425-1)があり、車はお願いをして駐車させてもらうこともできます。ここから、徒歩となり岐阜県文化財保護センター横の道を誘導サインに従い進みます。