03国府盆地の日本遺産に触れる旅日本遺産 「飛騨匠の技・こころ」
日本遺産「飛騨匠 (ひだのたくみ) の技・こころー木とともに、今に引き継ぐ1300年ー」の国府盆地ゆかりの地をめぐります。
古代に生まれた「飛騨匠」の文化は、飛騨の豊かな自然と木材に関する豊富な知識・経験をもとに飛騨人の実直な気質によって生まれ、現在に引き継がれています。
木の美しさを活かす匠の技をぜひお近くでご覧ください。
- このコースは以下の交通手段を利用します。
- 徒歩
- 車
JR飛騨国府駅
車で10分
- 荒城神社楽しむ癒す
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- 本殿は室町初期の三間社流造り、柿板葺き。神社の創建は古く延期式神明帳(927年)に飛騨国内の八社のひとつとして記されています。祭神は河伯大明神、つまり川の神、水の神とされています。明徳元年(1390年)再建され、数度の修理を経ています。
本殿・棟札 国指定重要文化財(明治42年4月5日・昭和38年7月1日指定) 詳細を見る
車で3分
- 安国寺経蔵楽しむ癒す
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- 飛騨唯一の国宝建造物 安国寺経蔵。
応永15年(1408年)建立された唐様素木造りの簡素な建物。欄間は波形連子の質素なかざり
日本の数少ない国宝経蔵(法隆寺経蔵、唐招提寺経蔵、安国寺経蔵)のひとつです。
経蔵内にある経本(木版一切経)を納めた八角形の輪蔵は、回転式のものとしては日本最古のものです。八角輪蔵には、本元というお坊さんが海を渡り中国に行き、杭州大普寧寺(現在は廃寺)で元の時代につくられた経本を買い求め、3年がかりで持ち帰られた5397巻が納められていました。(現在は2208巻が残っています。)仏を念じながら八角輪蔵を回転させると、一切経を全部読んだと同じご利益があると信じられてきました。中心の軸一本で全体のバランスを取り、ベアリングも使わず回り続ける八角輪蔵の素晴らしさは、飛騨の匠の素晴らしさでもあります。
国宝指定(明治42年4月5日・昭和38年7月1日指定) 詳細を見る
徒歩1分
- 熊野神社本殿(西門前)楽しむ癒す
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- 建立年代についての資料はありませんが、様式から見て室町時代後期と推定されます(平成28年度の年輪年代測定調査により、室町時代前期の建立である可能性が提示されています)。
三間社流見世棚造。
最初は安国寺の鎮守でしたが、後に安国寺住職 南叟の時に、西門前の請願により西門前の住民の産土神となったと言われています。
昭和54年2月3日、国指定重要文化財指定。 詳細を見る
車で10分
- 阿多由太神社楽しむ癒す
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- 本殿は、室町初期の三間社流見世棚造り、柿板葺き。造りは、素朴・優雅で技法が極めて優れています。古くから木曽垣内・三日町・半田の一部の産土神として、江戸時代にはこの地方の総社として広く崇敬されてきました。
国指定重要文化財(昭和36年6月7日指定) 詳細を見る